私が作った「簡易地球儀」の歴史を遡ってみます。
これが「簡易地球儀QSP」の原型となったプチコンmkII版の「簡易地球儀」(1画面プログラム)です。
元々はtwitterの「メルアイコン」でおなじみのバイカウントメルビルさんが「プチコンmkIIで地球儀を作ってみたい」と言っていたけど難航している様子だったので「私ならこう作る」というサンプル的なものとして用意したものです。(2013年3月)
ただし、プチコンmkIIではデフォの半径64ドットでは0.4fpsと激遅でした。
ちなみにPNLTYPE"OFF"はプチコン3号のXSCREEN 2相当の命令です。(下画面のキーボードを使用しないという意味の命令ですが、オプションでキーボードの種別を変更することもできました)
3つのファイルをロードしているのはプチコンmkIIではパレット発色だったためパレットカラーのデータが必要であるためです。上下画面別々のパレットとなっているためパレットカラーだけで2ファイルになります。(このようにファイルが多数になってしまうためPRGにGRP等が合体したパッケージという方式も取り入られているけど使い勝手が良いものではなかった)
あと当初はメルビルさんにちなんで(?)メルカトル図法を使っていましたが、後で正距円筒図法に差し替えました。
実は、地球儀を作るのが目的であればランベルト正積円筒図法の方が簡単(平行投影ならばY座標計算はASIN、ACOSやATANは不要で単なる比例計算だけで済む)なのですが後で色々な活用を行う場合に非常に汎用性が高い図法であるのが理由で正距円筒図法にしました。
正距円筒図法は緯度0度、経度0度が中心となっていてあとは緯度、経度が分かれば比例計算で地図上の位置が求まるためGPSを作ることも簡単にできます。(実際にプチコン3号で「簡易GPS QSP」も作ったし)