プチコン3号で文字と数値のセーブデータを1つにまとめたいならば個人的には文字に統一する方をおすすめしたいです。
数値を文字に変換するにはSTR$関数を使えばよいのですが、基本的に6桁以下の数値に丸められるため桁数の多い整数や小数には対応ができません。
対応するにはFORMAT$を使う必要がありますが、こちらも小数を文字列にする場合には実数型の有効桁を把握していないと難しいです。
というわけで、一番簡単なのは私の自作関数PSTR$を使うことです。
PSTR$はプチコン3号で表現可能なあらゆる値を誰でも簡単に誤差ゼロで文字列にすることができるためセーブデータの作成には最適です。
数値に統一したいというのであればASC関数を使って文字を1文字ずつ数値化する必要があります。セーブデータを上手く元に戻せるようにするには変換する文字列が何文字かとか、データの区切りコードを設定する必要があります。
ちなみにプチコン3号の文字列は基本的に1文字あたり16bitですが、整数型の変数は32bitなので変数1つあたり2文字格納可能です。
実数型は64bitなので4文字格納可能に思えますが、実数型のうちお手軽に格納できるのは仮数部の52bitなのです。符号や指数部分のbitを使いこなすには浮動小数点型の知識が必要となってきますが、私の自作関数FLAGを使えば誰でも簡単に実数型変数のすべてのbitをデータ格納用に使用が可能になります。
ただし、実数型でデータ可能に使用可能なのは最大62bitなので文字列を4文字格納するのは少々大変です。
したがって、数値で統一するならば整数型の方が簡単なのでおすすめです。
ちなみに数値化、文字列化については私のサイトのプチコン3号入門講座で詳しく書いているので参考にしてみてください。
http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/lecture/input.htm#2というわけで、自分がやりやすいと思ったやり方で作ってみてください。
そういう処理を自力で作ることよりも作品を完成させる方が重要であればMIKIさんの自作関数VFILERを使うのがもっとも簡単です。
この自作関数には私のPSTR$も使用されているので数値、文字列が混じっていてもすべて誤差なく自動的に文字列として1つのファイルにまとめてセーブやロードが可能になります。