Petitverse

るかかさんの「まじっくすと〜り〜」をプチコン4に単純移植しています。
といっても「まじっくすと〜り〜」に限らずいろんなプチコン3号ソフトに使える移植サポートツールができそうです。ただ、このサポートツールを公開できる状態にまとめ上げるのにかなり時間がかかりそうなので、実装しているしくみについてある程度紹介しておこうかなと思います。

プチコン4はかなり扱いやすくなりましたが、プチコン3号系(わたしはBIGなどを含めてこのように呼んでいる)にあった機能の一部がカットされているため、残念ながらこの先も実装できない機能が一つあります。それがSPCLIP、BGCLIPです。この機能を活用していた、あるわたしの作品の移植では単なる命令の置き換えでは解決しませんでした。

さて、プチコン4には1画面しかないですが、プチコン3号系ではDISPLAY命令を使ってごっちゃに処理できるという違いがあります。どうすればいいでしょう？

今回、この問題の解決のために、大量のユーザ定義命令を定義し、スプライトは上画面相当分は511〜0番、下画面相当分は(確か)1535〜1024番を使用しました（なぜ大きい方を「〜」の先に書いたのかは次の投稿で説明します）。
BGはこのように単純にはいかないのですが、「まじっくすと〜り〜」では全場面において上画面分に1枚しか割り当てていないようだったので、3番決め打ちにしました。

「〜」の前後をあえて逆順で書いた理由は、プチコン4でのスプライトの描画順位がプチコン3号系と逆なので、大きい番号から順に割り当てることでその問題を解決したからです。適当な関数を噛ませておけばミスしなくて済みます（若干重くなりますが）。
移植する相手のソフトに合わせて、かなり手抜きの実装をしています。かなり単純な置き換え処理で移植ができるようになるので大変便利です。
いまのところはどうやっても解決できないSPCLIPやBGCLIPに出くわしていないので、このまま単調に作業を進めていけば終わりますが、もし出くわしたらかなり処理が複雑になりそうです。

また、スティックやボタンの挙動がだいぶ変化しているのでその点を埋めるための関数も定義しました。いますぐにプチコン4が起動できないので、ボタンの関数をここに残しておくことはできませんが、いずれここにのせておくつもりです。

はやピーさん>
なんだかんだでもうゴール寸前だったりします。ただ、2画面ないところに無理を言って2画面存在するふうに処理しているので、ところどころ挙動がおかしくなっちゃいますね。これが解決したとき、本当の完成です。