どうした?まだ準備ができないのか。
他の皆は、道なき道を走っていった。
キミは、道にそって行ったらどうだ?
…なにか不安があるのか?
なるほど、たしかにキミは、
この前の一度だけ、彼に負けたが…、
大丈夫だ。そんなことはしない。
彼に関しては、どうしても必要だったのだ。
命あるものを、やたらとギセイにはしたくない。
なぜ2人とも行ってしまったか?
…彼らの絆が、ラボへの忠誠を超えてしまったのだろうか…。
まるで恋人のようだって?
いや、それはない。
キミ達には、そのような感情はない。
そして力を持たない彼も例外ではないのだ。
だが…。
今、こうなって考えると、
余計な隔たりがないからこそ、
その絆を限りなく強めているのかもしれないな…。
まあ、キミにはよく分からないだろうな。
どうだ?そろそろ落ちついたか?
では………行けるな?
『よし………
…はい!いってきますっ!』