Petitverse

さらに新しいアルゴリズムを入れて、合計3回の圧縮処理をするようにしたら、ついに（512×512のテスト画像で）PZGの圧縮率を超えることに成功した

ただし、追加した「3回目の処理」の展開が遅すぎて
展開時間が従来版（合計2回の圧縮処理）に比べて3倍に増えたという
圧縮率はすごくても、ゲームとかの起動時に読み込む使い方には向かないというね…

この「3回目の処理」は、1・2回目の処理で使っている「直近に出た同じ値を短い符号で参照する」方式とは違い

「全体を通して出現数が多い32個のバイト値を短い符号に置き換える」という方式。（ある種の頻度圧縮）
バイナリを2進数の文字列に展開してるせいで処理時間（＆メモリ消費量）がひどいことになっています。

数値を数値のまま処理できれば処理時間の改善はできそうですが
無理なことをやると上手くいかないのでとりあえず保留します

圧縮が苦手な写真がどのくらいになるか実験してみたら
圧縮時間が長すぎてビビった

結果：ほぼPZG並みに圧縮できる（約9%だけ大きい）

花の写真（400×240）で
PZG:181248バイト
SRD:200228バイト（頻度圧縮オプション無効で）
展開時間は意外にもほぼ一緒でした

地味な課題：
ライブラリのファイルサイズがデカい（11キロバイトになった）
画像の圧縮分で十分回収できる範囲ですが、10キロバイトの大台に乗るのもちょっと気が引けるので無駄を削ろうかとも…

インデントを削れば小さくなるんだけど、さすがにメンテナンス性を下げるのはよくないからなぁ...
とりあえず、テスト用コードの無駄を減らしました。