低迷中の街の中
僕らは廃に飲まれた
唯一つの光さえも
見失ってしまった
暖かく純情な光
まるで世界を包み込むかのよう
蔑まれた小さな命が
僕らの愛を深海へ放り投げた
蜘蛛の糸を巻き付けてくれ
動くことすらしたくないんだ
朝が来れば僕らはもう終わりなんだろう
昨日でさえ明日でさえ
もう何も浮かばないのなら
どうかせめてあの頃のまま回ってくれよ、ねえ。
人に成る為には
努力が必要で
僕は人に成りたくないので
努力を恐れました
恐い恐い
こんなところ二度と逝きたくない
辛い辛い
こんな思い二度としたくないよ
昨日でさえ明日でさえ
もう何も浮かばないのなら
どうかせめてあの頃のまま回ってくれ
何千回と怒りを捨て
我慢をする大切ささえ
数えきれないほどに頭に入り込んでいたんだ
昨日も今日も進展はない
もう何一つ変わりやしない
明日の君の声が聞こえないなんて、
そんなもの?
陽の光が差し込んで
僕に快楽を覚えさせた
ただ遠い記憶が甦ってしまうけど
陽の光が差し込んで
僕は楽になれたんだ
これで全て終わってくれれば
それほど嬉しいことはない