プチコン4リファレンスより引用―-
Ver3とVer4の違い ここでは、BASIC言語の構成要素単位での大きな違いのみを説明しています。
命令単位の細かい違いは大量にあるため、割愛します。
変数型
Ver3
変数自体が型を持っており、変数名のサフィックスによって型が決定し、変数型と互換性のない値を 代入はできませんでした。ただしDEF引数は例外で、仮引数名の型サフィックスに関わらず、呼び出 し側で設定する実引数の型により変数型が決定していました。
Ver4
変数は型を持たず、常に任意の型の値を代入できます。変数名サフィックスは互換性維持のため残さ れていますが、変数定義時の初期値を決める機能しか残されていません。A$=100 という記述はVer4で は(推奨しませんが)正しい記述です。
配列
Ver3
配列は定義時の型と次元設定により扱いが厳密に決められ、定義後の明示的な拡張、次元変換はでき ませんでした。 配列定義時に要素の初期化ができず、DATA文やREAD命令,COPY命令との併用が必要でした。
Ver4
2次元以上の配列はすべて1次元配列のサブセットであり、1次元配列として参照が可能です。ただし自 動拡張を行うような命令では明示的に1次元配列である必要があります。 配列の明示的な拡張が可能です。 配列定義時と同時に要素の初期化が可能です。この場合、配列の要素数も省略可能です。 要素の初期化を行わない場合も配列要素数の省略が可能です。この場合要素数ゼロの1次元配列とし て定義されます。