割り切れるかどうかの判定は整数値であればMODで簡単に判定が可能です。
しかし、実数値ではMODでは判定ができません。
というのもMODでは引数を整数型に変換して演算が行われるためです。
したがって、1.5 MOD 0.25 は 1 MOD 0 として計算されるわけです。
ならば。両者を100倍して150 MOD 25 として計算すれば良さそうですが、そういう単純にはなかなかいかないのです。(小数値を10倍してもぴったり10倍にはなるわけではない)
それはプチコン3号に限らず多くのコンピュータは内部では2進数で計算されているためです。
0.1という見た目でキリの良い値であっても2進数では循環小数となっているためプチコン3号で0.1を正しい値で扱うことができません。(あくまで「0.1に限りなく近い値」であり、実際は丸め処理によってわずかに0.1とは異なる値となっている)
このわずかな誤差によって例えば0.1を9回足した値は0.9とは明確に異なる値となります。(A=0:FOR I=1 TO 9:A=A+0.1:NEXTとしてAと0.9を比較演算してみるとわかる)
したがって、「割り切れるかどうか」を整数型だけではなく実数型に拡張するならば「(整数値に変換して)実際に割ってみてぴったり割り切れるかどうか」よりも「わずかな誤差を許容する仕組み」を採り入れるのがベターだと私は思います。
実数型で発生するわずかな誤差の問題については私のサイトの講座を参考にしてみてください。
http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/lecture/floating_point_error.htm