Petitverse

えーっと、GOSUB連打とかでしたっけ…？

無限ループでスタックというやつをあふれさせたのですね。

DEF　A
A(Aを実行、ENDでここに戻る予定)

→DEF　A
A(Aを実行、ENDでここに戻る予定)

→DEF　A
A(Aを実行、ENDでここに戻る予定)

その「予定」を覚えきれなくなったわけです。

OPTION　STRICT
VAR　A,B
DEF　A
INC B
A
END

(エラー後)
？B

これで容量が見られるです。
※プログラムは3号のものです。

個人的には「Stack underflow」はどうしたら発生するのか気になります。

スタックについてちょっと補足
スタックは積み上げるとかそんな意味があったりします。
例えば、積み上げられた本から一冊取り出すとき、最も最近積んだ本から取り出しますよね。
そんな感じで、データを追加したり、最も最近追加したデータを取り出したりできるデータ構造をスタックと言います。
このスタックがサブルーチンと相性が良いのです。
何故なら、サブルーチンから戻るときは、最も最近呼び出されたサブルーチンに戻るからです。

逆に取り出すとき最も昔に追加されたデータを取り出すデータ構造もあって、キューと呼ばれています。こっちは行列に並ぶ人間に例えられます。迷路を解くときなどに使えます。

配列の要素数操作関係の命令で、PUSHやPOP()やUNSHIFTやSHIFT()とかありますけど
スタックはDEF~ENDやGOSUB~RETURNとか、他の処理に飛んだあと戻って来る処理で
戻り先の場所を一時的に覚えておくための配列みたいなもんかと。
メモリの都合で配列や変数を無制限に作れないのと同じで
スタックも数が増えすぎるとエラーが出る限界があるってことですな。
戻り先場所の配列と一緒に戻り先のデータの配列も作っておけば
ソートしたりして色々応用ができるってことですか。
シリアル番号の配列も一緒に作っておけば、ソートした状態で要素数操作した後にソート前の状態に復帰もできるし。

イメージ的にはこんな感じ？

こういう例でも起こります
@MAINLOOP
(省略)
GOSUB @YAMERU 'やめるボタンの処理
(省略)
GOTO @MAINLOOP

@YAMERU
IF (やめるボタンが押された) THEN GOTO @GAMEEND 'もう戻ってこない
RETURN

なのでおもちSPでやめるボタンを65535回くらい押せばStack overflowになると思います。

「これやって。急いでないけど大事なことだからね。」

「今やってることは急いでないんでしょ？
一旦中断して先にこっちをやって欲しいな。
終わってからその続きをやって」

「はい手を止めてコレ最優先で頼むよ。ソレはコレが終わってからやってね。」

「コレは一刻の猶予もない仕事なんだ。そんなこと後にして、真っ先にやってくれ！」

「緊急地震速報だ！何より先に安全を確保しろ！」

「腕にスズメバチが！安全確保より
先に即座に叩き落とさねば！」

あれ？最初に何をやってたんだっけ？
やるべきことの順番は…？
スズメバチを吹っ飛ばしたら何をするんだっけ…？