Petitverse

プチコンは「“F“*64」を文字列ではなく式だと評価しているんでしょう。
DATA a*2+b
と書いても計算結果がデータにならないのと似てるかと。

文字列演算はその項がリテラルでも定数扱いされないようです。DATA文は定数しか指定できないので、文字列演算はエラーになってしまいますね（数値演算は項が定数なら定数扱いなので、文字列とは違いますね）。これは内部的なデータ取り扱いの都合だと思ってます（なお、プチコン4で変わったような記憶が無きにしもあらずなのですが、実際はどうでしたっけ？）。

VAL関数は、計算する関数ではなく、「数値だけを表す文字列」を数値に変換するだけなので、数値と読み取れない部分が含まれると0を返すようです。
具体例は以下のようですね
"13" → 13
"2.5" → 2.5
"1.5e-1" → 0.15
"&H1F" → 31
"&B10" → 2
"1+2" → 0
"あいう" → 0
"1F" → 0
"&B10.1" → 0

（注: ○.○e△という表記がありますが、これは指数を使用した表記で、○.○×10^△のことです。詳しくは「指数表記」などと調べてみるとよいでしょう。）

文字列演算を使ってデータ文を記述したいのなら
都度、データ文をPRG系命令で別スロットに生成して使えばいいんじゃないんです？
わざわざしなきゃならなくても自動化できる余地があるなら、諦めるのはまだ早いですぞ。
別スロットを使わなきゃならないのが不便っちゃ不便ですけど。

プチコン3号とBIGで一部の処理を分けたくて、それでもファイルを増やしたくなくて、別スロットへの動的生成をやったことがあります。意外とうまく行って楽しかったですね

単に文字数合わせて打つのが面倒というだけならば、CLIPBOARD命令をdirectモードで使って文字列演算結果を作ってクリップボードに入れて、手作業でペーストするという手もあったり

結局
DATA "F*64"
みたいに演算子も文字列の中に入れて、DEFで演算するようにしました。