線形合同法は様々な欠点があるので「質の良さ」を求めるならばxorshfit等の別の擬似乱数がオススメです。
線形合同法の欠点を理解した上で「少しでも質を高めたい」というのであれば周期を増やすのが最低条件でしょう。
ご存じとは思いますが、線形合同法は設定値によって周期が変わります。MODの除数(右の値)から1を引いたものが理論上の最大周期となります。
したがって、その理論上の最大周期となる値を設定すれば良いでしょう。
適当に X=(X*2347+7537) MOD 524287 とかしてみましたが、どうでしょうか?
すべての値が素数であり、周期は理論値の524286となっています。
この乱数の質が良いかどうか(許容範囲かどうか)はご自身の目で確かめてもらうのが一番でしょう。
話は変わりますが、プチコンmkIIでは32bit固定小数点型のみを採用のため「絶対値が524288未満の数しか扱えない」という仕様になっていたため線形合同法では普通に作ったら周期は数千しか得ることができず実用になりません。
そこで私は別途カウンタを付けてそれを独立動作させることで擬似的に周期を増やすことで周期は1600万以上となり、ゲーム程度であれば実用に耐えうる速度重視の擬似乱数を作ることができました。
http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom/rnd.htmプチコンmkIIでは乱数列の初期化ができないため敵キャラに乱数を使いつつも毎プレイ同じ動きをさせるということは標準のRND関数ではできませんでした。(リプレイ機能を付けるにもこれができないと無理)
そこで、私は上記のような擬似乱数を作ったわけでこれによって様々なゲームが作れるようになりました。
擬似乱数のプログラムが小さいため1画面プログラムでステージ自動生成のゲーム「JUMPING ISLAND」を作ることが可能となりました。(自動生成といっても戦略性の高いものを生成可能なアルゴリズムになっている)
http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom/1page.htm#jumpちなみにJUMPING ISLANDに使われている技術についてはプチコンmkII用の講座で詳しく書いているので興味ある方はご覧になってください。
http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom/p007_2.htm