プチコン3号で実数型の値を表示する際には実数型の丸め処理に加えて上記の小数値の丸め表示があるのですが、この丸め表示を回避するためには私の自作関数PSTR$を使うと便利です。(公開キー 【 NKADEE93 】)
このPSTR$を使うことでプチコン3号のあらゆる数値を誤差なく文字列に変換することができ、桁数が大きいものは指数表記を行うためFORMAT$を使うよりも分かりやすい表示が可能です。(プチコン3号で普通に数値を表示した場合に指数表記になることはなく1E100のように指数表記で指定した値であって末尾に0を羅列した指数ではない表示となる)
ちなみにSTR$では絶対値が1000000以上、もしくは、0.0001未満の数値を文字列化した場合には指数表記となります。ただし、その際にはPSTR$とは異なり丸め誤差が発生します。(実数型の有効桁数は16桁弱あるので最大6桁となってしまうSTR$では値に小数を含む時点で変換時に誤差が発生してしまう)
実数型で扱える絶対値最小の値は2の-1022乗となる2.2250738585072014E-308なのですが、実は定数に限り4.9406564584124654E-324という値を表示が可能です。PSTR$を使えばこれが表示可能なのです。(4.9406564584124654E-324は0と等しい値)
なお、プチコン3号では定数値もしくは定数値の演算であれば演算結果が整数型の範囲に収まる値であれば自動的に整数型となり、それ以外は実数型となります。
しかし、変数を含む演算の場合は状況が変わります。これに関しては説明すると長くなるので省略します。
というわけで、簡単に補足を書いていきましたが、この補足部分だけで2000文字以上あるためPRINTについてすべて説明しようと思ったら1334文字ではとても足りませんね。